サモワールを囲んで 2

日本ユーラシア協会愛知県連合会ブログ

第101回ロシア語サロンに参加して (感想文)

今回のサロンの参加者、受講生のAさんに感想を書いていただきましたのでご紹介します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先日は「ロシア語サロン」に参加させていただき、ありがとうございました。ロシアの文化や習慣に実際に触れながら学ぶことができ、とても有意義で楽しい時間でした。

普段は文法や単語を中心に勉強していますが、今回のサロンでは、食事や会話、Пасхаにまつわるお話を通して、ロシアの人々の暮らしや温かい雰囲気を身近に感じることができました。特に、пасхальное яйцокуличを実際に作って用意してくださり、初めて味わうことができてとても嬉しかったです。文化を「学ぶ」だけでなく、「体験する」ことができ、深く印象に残りました。

また、まだ自由にロシア語で会話できるレベルではありませんが、皆さんが話されているロシア語の単語を少し聞き取ることができ、とても嬉しく感じました。サロンの後 ロシア料理のお店にも行ってみて、ロシアにプチトリップしたような気分を味わえました。

先生方や生徒の皆さんから伺ったロシアの舞台やバレエのお話もとても魅力的で、いつか実際にロシアを訪れ、本場の舞台やバレエを鑑賞してみたいと思いました。

準備や進行をしてくださった先生方、本当にありがとうございました。これからもロシア語の勉強を頑張っていきたいと思います。

Большое спасибо!

第101回ロシア語サロン報告

4月26日(日)午後1時から第101回ロシア語サロンが開かれました。

 

今回のゲストは2月のサモワールお茶会にもゲストとしてきてくださった小川マリア

さんです。マリアさんはロシアのサラトフ州のご出身のロシア人です.。

 

日本人の大半がクリスチャンではないのにクリスマスは今や国民的祝日レベルのお祝に

なっていますが、キリスト教徒にとってはもっとも大切な祝日の復活祭(イースター)についてはあまり知られていません。今回はマリアさんがそのイースターについて話してくださいました。

 

マリアさんのお話より:

復活祭ーロシア語ではПасха(パスハ)ー はイエス・キリストの復活を祝う、ロシア正教徒にとっての重要な祝日です。すべての人の罪を背負ってイエス様が十字架に磔になり、その埋葬から3日目に復活したことは信仰の礎です。パスハは毎年祝う日が違う移動祝祭日でかならず日曜日です。パスハの前には約40日間の精進の期間(Великий пост)があります。これは肉や魚など食べものを制限するだけではなく、心や体を清めめ、悪癖や悪い行いを慎む時期でもあります。パスハの直前の一週間(受難週)は特に厳しく身を慎み、食べものの制限も厳しくなる時期なのですが、この週の聖木曜日には盛大なお祝の準備が始まります。この日は「清めの木曜日」とも呼ばれていて罪を清めるために体も清潔にし、家の中もきちんと整えることになっています。お祝の特別なパン、クリーチが焼かれ、ゆで卵にはきれいに色が塗られます。昔はタマネギの皮を煮出した汁で卵をワイン色に染めていました。今では様々な食料用のペイントや簡単に卵にくっつくシールなどもあります。

пасхальные яйца

最近では簡単に貼り付けられるシールも売られています。

клич*

(こういう形に焼いて上にアイシングをかけて飾りつけます)

 

次の日ー聖なる金曜日はキリストが十字架に磔にされた一番恐ろしい日です。聖土曜日はキリストが埋葬された日で、この日はすべての教会で 日没から夜明けまでクリーチやきれいに飾られた卵が清められます。教会のまわりにテーブルが用意され、そこに信者たちが持って来た、パスハの食卓に出されるクリーチや飾られた卵、その他のご馳走を並べます。クリーチの上には赤いろうそくを灯します。教会から神父さんが出てきてテーブルの周りを歩きながら料理と信者たちに聖水をふりかけます。

聖土曜日の真夜中にはすべての教会のドアが開け放され、主任司祭を先頭に十字架やイコンを掲げた神父さんたちのあとに信者が続いて教会のまわりを行進します。この行進が終わると厳かに聖歌が歌われ、主任司祭が「キリストは蘇りたまえり!」と宣言して 聖なるキリストの復活を祝うパスハが始まります。信者たちも「キリストはまことに蘇りたまえり」と挨拶を返します。

 

聖なる日曜日には家族や友人たちが集まって

「キリストは蘇りたまえり」"Христос Воскресе !"

「まことに蘇りたまえり」   "Во истину Воскресе !"

とパスハの挨拶をかわし、テーブルにならんだご馳走を囲んでお祝します。もちろん、主役になるのはきれいに飾られたクリーチです。

----------------------------------------------------------------------------------

 

マリアさんが差し入れてくださったクリーチ。御菓子作りの得意なお友達のお手製だそうです。上の飾りはマシュマロ生地で作られています。

 

スピーチの後、このクリーチを切って試食することにしました。

クリーチの向こうに写っているのがマリアさんお手製のイースター

エッグです。

 

 

包丁がよく切れなかったこともあり、やわらかい生地が崩れてしまいました。

西側諸国のカトリックの復活祭でも卵がお祝に使われていますが、これは卵が新しい命の象徴とされているからだそうです。

ロマノフ王朝のロシア皇帝が妻に送った宝石がいっぱいのゴージャスな卵ー

ファベルジェの卵の話も出ました。

 lachiart.com

 

紅茶やフルーツケーキ、クリーチでティータイム。

みなさんに少しずつ自己紹介をしていただきました。今回は参加者10人中3人がウズベキスタンに関係のある方でした。会員のAさんは日本語教師としてサマルカンドの大学で教えていらした方、受講生のSさんは青年海外協力隊員としてタシケントで聴覚障害のある子どもたちにマッサージを教えておられたそうです。

その時の教え子のセルゲイというロシア人の少年が去年東京で開かれたデフリンピックに空手の選手として出場し(現在はロシア在住)84キロ級で金メダリストになったそうでした。(セルゲイ・テチューシキン選手)

その彼から「タシケントでマッサージを教えてもらった先生を探してほしい」と頼まれたボランティアの方がSさんを探し当てて連絡してこられ、20年ぶりで昔の生徒さんと連絡がついたとのことです。今回は時間が無く再会は叶わなかったそうですが、素敵なエピソードですね。写真を見せていただいたら、かつての「かわいいセルゲイ少年」はすっかり貫禄がついていましたが、20年前のタシケントでのSさんの授業風景の写真をずっと持っていてくれて、Sさんは涙が出そうになったとのことです。今度はぜひロシアへ彼に会いに行っていただきたいですね。

 

もうお一人はアリョーナ・チャガイ先生です。ウズベキスタンのご出身で、ウズベキスタンの大学で日本語を教えておられ、現在は名古屋にお住まいで名古屋大学や愛知大学でロシア語を教えていらっしゃいます。9月のロシア語特別講座の講師を引き受けていただいています。

 

最後にみんなで卵を手に記念撮影!

左側 手前から3人目がアリョーナ・チャガイ先生です。

 

今日のテーブルを飾るためにイースターエッグを製作しました!異教徒が作ったものなので、、、残念ながら教会で神父さんに清めていただいていませんが、、

参加された皆さんにお土産にさしあげました。

 

 

ロシア語能力検定試験対策講座開催のおしらせ

今年も5月31日にロシア語能力検定試験(3・4級のみ)が行われます。これに備えてロシア語検定試験対策講座を開きますのでぜひご参加ください。

4級レベルでは文法の徹底復習を、そして3級レベルではリスニングの練習に特に

重点を置いて、ベテランの講師が指導します。試験の直前にポイントを押さえた授業を受けて合格を目指しましょう!

 

時: 5月10日(日)

午前10時ー12時 4級受験クラス(講師 難波忠清)

午後 1時ー3時  3級受験クラス(講師 山崎タチアナ)

 

会場:愛知民主会館3階ロシア語教室

 

受講料:愛知県連ロシア語講座の受講生は(一クラス受講につき)

1,000円、それ以外の方は2,000円

 

お申し込みはこちらまで:
日本ユーラシア協会愛知県連事務所
      TEL 052-508-4368

mail:kokoshka2011@gmail.com (できるだけメールでお願いします)

お申し込み締め切り:5月2日(土)午後5時

**受講申し込みが2名以上で開講します。

 

 

 

第101回ロシア語サロン開催のお知らせ

久しぶりにロシア語サロンを開催します!
今回のゲストは2月の「サモワールを囲むお茶会」にもゲストとして来て
くださった小川マリアさんです。

イースターエッグです。


ロシア語サロンは ロシア語を勉強していてもなかなかネイティブ
スピーカーに会って話をする機会のない方たちのために生のロシア語
をたくさん聞き、日頃の勉強の成果を試す場を提供しようと始められ
ました。小さなロシア語教室でお茶を飲みながらの気楽な集まりです。

最初にゲストにロシア語で短いスピーチをしていただき、その内容に
ついて質問したり、感想を話したり、、ですが時には全然違う話題に
なってしまうことも。
ロシア語を習ってない方もロシアや旧ソ連の国々に興味のある方なら
大歓迎です。ロシア語での発言は通訳しますのでご心配なく、ぜひ
おでかけください。

***会場が手狭ですので必ず予約をしてからご参加ください。

時:2026年4月26日(日)午後1時~3時
会場:愛知民主会館3F ロシア語教室
名古屋市東区葵1-22-26
※名古屋市営地下鉄東山線「新栄町」2番出口から徒歩2分
ゲスト:小川マリアさん
ロシアサラトフ州ボォルコーヴォ出身のロシア人。法学部卒業。
好きなことやもの:スタジオジブリのアニメ、村上春樹の小説、
                                      奈良の鹿と遊ぶことなど。
スピーチのテーマ:「ロシア正教のイースター」

参加費:1500円(日ユ協会員、受講生は1000円)
    紅茶とお茶菓子をお出しします。
お申込み:日本ユーラシア協会愛知県連合会事務所
        電話:052-508-4368
      営業日:水・木・土曜日
      営業時間:10:00~17:00    
        mail:kokoshka2011@gmail.com

第10回サモワールを囲むお茶会報告 その2 参加者の方から

お茶会に初めて参加された方から感想文をいただきました。

 

会話クラスの受講生 清水貴子さんから:

 

2000年2月のウラジオストク旅を機にロシアへの興味を強めた私は、協会の語学クラスを受講し始めました。しかし超難解な文法に阻まれ語学習得は進まず、ロシアへ気軽に旅行できる状況も見通せず、寂しい気持ちでいました。

そんな時に参加した「サモワールを囲むお茶会」では、サモワールやホフロマ塗りの器とともに紅茶や軽食を味わい、色々な方のロシアあれこれ話を聞き、素敵な非日常空間を体験することができました。学習のモチベーションも回復!楽しい会をありがとうございました。

 

同じく会話クラスの受講生 Mさんから:

 

サモワールを囲む会で、ロシア料理やお菓子を楽しみながら、ロシア出身のマリアさんとお話しすることができ、非常に楽しい思い出となりました。マリアさんは、私の拙いロシア語での挨拶や自己紹介を丁寧に聞き取ってくださり、簡単なロシア語で返してくださいました。それがとても嬉しかったです。

ただ、私のロシア語力ではロシア語で会話をするにはまだまだ力不足で、もっとロシア語を勉強しなければならないと思いました。本場のロシア語はスピードが速く、とてもかっこよく感じられました。いつか私もあのくらいの速さでロシア語を話せるようになりたいです。

また、ロシアのご家族の写真を見せていただいたり、お祖母様のお宅にサモワールがあったという貴重なお話を伺ったりしました。サモワールはソ連やロシアの生活に密着した家電であったことを実感しました。サモワールは装飾が非常に繊細で美しく、使うときはとても緊張しましたが、紅茶はとても美味しかったです。

ご準備いただいたロシアのお菓子もどれも大変美味しかったです。特に、以前から一度食べてみたいと思っていたスーシュキが印象に残っています。ロシアのお茶会といえばスーシュキというイメージがあり、どんな味なのだろうと長い間想像を膨らませていましたが、期待以上の美味しさでした。甘さが控えめで、何個でも食べられそうでした。紅茶だけでなく、さまざまな飲み物にも合うお菓子だと思います。

 

 

第10回サモワールを囲むお茶会報告

2月15日(日)午後1時から愛知民主会館3Fロシア語教室で「第10回サモワールを囲むお茶会」が開かれました。

お茶会の準備は11時半から。いつもは殺風景なロシア語教室ですが、テーブルにはクロスを掛け、お皿は紙皿、事務所のありあわせながらティーカップを並べ、パーティらしく演出、ペチカのみなさんがケーキをカットしたり、御菓子やハム類の盛り合わせをしたり準備を進めます。

12時30分大体の準備ができました!この大きなサモワールはソ連時代のものだそうで、事務所にボランティアで来てくださっている本多さん提供。真ん中に筒があり、そこに炭を入れて湯をわかしたのだそうです。これはテーブルに飾るだけにして

(サモワールの左側のボウルに入っているのはビーツ、ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、きゅうりのピクルスなどを塩とオリーブオイルで合えた”ヴィネグレット”というロシア風のサラダです。)

(右側のお皿にある丸い形のクッキーのようなものはスーシキという塩味のお菓子。ロシアのお茶会の定番だそうで ペチカの長瀬さんの差し入れです。)

(手前はチョコレートケーキ)

 

実際に使ったのはこちらの電気サモワールです。こちらもロシア製です。日本は100v、ロシアでは220vなので 今回は変圧器を購入、これを使って電圧を上げ、お湯を沸かすことができました。

まずサモワールの使い方の説明です。一番上の丸い部分は小さめのポットをのせておく場所です。このポットで濃い紅茶を作っておきます。

お湯は下の蛇口からでますので カップに半分弱の濃い紅茶をいれて、この蛇口からの

お湯で好みの濃さに薄めるのです。これが面白くて参加者のみなさんはサモワールの前に並んで順番に自分のお茶をいれてみました。

 

ゲストはサラトフ州出身の小川マリアさんです。彼女には2年前にもゲストに来ていただいています。ごいっしょに来てくださった夫の小川さんは英語の他にロシア語も堪能な弁護士!素敵なカップルです。

12月にロシアに帰って1月に戻ってこられたばかりのマリアさんにお話を聞きました。今はモスクワへの直行便がないので中国経由だったそうですが、天候悪化で飛行機は遅れ、モスクワからも飛行機でさらに1時間半の道のりで大変でした。ご両親は年金生活者で持病もあるため 遠い日本にはなかなか来られないとのことでした。

 

お二人が手に持っていらっしゃるのはこの日差し入れてくださったロシアのケーキ、メドヴィークです。蜂蜜をたっぷり塗った生地を重ねて上にクリームを絞ったおいしいケーキ。これはケーキ作りが上手なお友達が作られたものだそうです。

このほかにもロシアのキャンディや果物のジェリーを固めたようなお菓子(パスチラ)もいただきました。マリアさんのおばあちゃんのおうちにはサモワールがあったそうです。

お菓子を食べながら 参加者のみなさんにも自己紹介をしていただきました。今回はほとんどが受講生か元受講生でした。普段なかなかロシア語で話をする場がなく、慣れないので緊張する、、と言いながら皆さん少しずつロシア語で話ができました。会話のクラスの生徒さんも先生以外のネイティブスピーカーと話す機会は少ないのでこういう場を活用していただきたいものです。

マリアさんは動物がお好きで 奈良公園の鹿と遊ぶのが楽しいとのことでした。前回にはスタジオジブリが大好きとうかがいましたが 最近は「鬼滅の刃」もお気に入り。参加者の中にロシアのゲームをやっているという方がいらして質問されましたが、彼女は知らなかったようで、スマホでチェックしてみたら ホラー系のゲームらしく、「ホラーは苦手で」とのこと。

マリアさんは法学部出身だそうです。弁護士のお仕事で夫の小川さんがロシア語で仕事をされるときには文書は彼女にチェックしてもらっているとのことでした。

SMSの話では創業者がロシア人の「Telegram」のことも話題になりました。ロシアで普及していたメッセージアプリですが秘匿性が高く、当局の規制にも応じないということで、国家が後押しするアプリへの移行が勧められ、そこから個人情報が政府に漏れるという噂があるのだそうです。

ボルシチについての質問も出て 煮込んでいるうちに色がだんだん薄くなってしまうのだがどうしたらよいか、、という話にもなりました。参加者の中には「トマトピュレーを加える」という方もあり、酢を加えると色が悪くならないという意見も、最初の色がきれいなスープを取っておいて、食べる時によく煮込んだボルシチにスープを加えて色をきれいに見せる、、という人もありました。

ロシア人の好きなキノコのパイ。

あっという間に3時になってしまい、この後ジブリパークにお出かけというゲストのお二人をお見送りしてお茶会を終わりました。

 洗い物がたくさんありましたが、皆様に手伝っていただきました。どうもありがとうございました。

 

 

 

 

第10回サモワールを囲むお茶会開催のお知らせ

ロシア語教室に飾られているかわいいサモワール(ロシア式湯わかし器)を囲んでの恒例の冬のお茶会開催のおしらせです。

ロシア人ゲストをお招きし、ロシア風の軽食やお菓子を食べながらロシアのお話を聞い

たり、おしゃべりを楽しんだりしていただいています。ロシア語勉強中の方はもちろんロシア語で!ロシア語を習ってない方も大歓迎です。(通訳あり)

今回のゲストはボルガ川中流地域のサラトフ州ボルコーヴォ出身の小川マリアさんです。2024年のお茶会にもゲストで来ていただいています。

その時の様子はこちらをご覧ください。

kokoshka2011.hatenablog.com

日本のアニメや村上春樹の小説が好きな素敵な方です。

 

 

必ず予約をしてからおいでください。

また会場が手狭なため、参加は申し込み順先着10名様に限らせていただきます。

お申込みはお急ぎください

 

時: 2026年2月15日(日) 午後1時から3時まで

所:愛知民主会館 3階ロシア語教室 

  名古屋市東区葵1丁目22-26(地下鉄東山線新栄町駅2番出口より徒歩2分)

参加費:2000円(日本ユーラシア協会員は1500円)

**当日キャンセルの方は会費をいただきます。**

お申し込み : 日本ユーラシア協会愛知県連合会                               

                                 電話 052-508-4368 

         Mail: kokoshka2011@gmail.com

(お申し込みはできるだけメールでお願いします。)